孤独な私がおしゃべりしたい時間

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「ニュースを見ない!」は私たちを幸せにするのか。

こんばんは、魔女 (@korokorokemari) | Twitterです。

 

最近ビジネス書やweb記事の

ストレス削減方法や時間の使い方などの記事で

「ニュースを見るのをやめるべき」という主張を

頻繁に見かけます。

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目も耳も塞いでニュースが入り込まないようにしましょう!

 

でも、疑問です。

「ニュースを見ない」ことは本当に私たちの幸せに繋がるのでしょうか…?

 

今回は「ニュースを見ない!」は私たちを幸せにするのかというテーマです。

どうか最後までお付き合いください~

 

1.ニュースを見ないことは国民にとっても為政者にとってもお得

 

 

忙しい現代社会。

時間をどう使うかは常に大きな課題として

私たちの肩に圧し掛かっています。

 

何かのために時間を使いたかったら

何かに使っている時間を減らさないといけないですよね。

 

その際に最もやり玉にあげられやすいのが

「ニュースを見ること」だと思います。

 

毎日ニュースを見ることって、

実際問題そんなに重要じゃないですよね。

ストレスも溜まるし…

 

じゃあやっぱり、ニュースを見る時間を削って

もっと楽しいことをするべきでしょうか…?

 

結論から言うと、

ニュースを見ないことは

私たちにとっても為政者にとってもお得だと思います。

 

私たちにとってはストレスが避けられるし

為政者にとっても操作しやすい国民ばかりになるからです。

 

こんなことを書くと酷い嫌みのようですね、

すみません。

 

ただ、「ニュースを見ない」という主張で誰が得をするのか、

誰が損をするのか考えてみませんか?

 

 

2.なぜニュースを見ることはストレスなのか?

ところで、私たちにとってなぜニュースを見ることはストレスなのでしょうか?

 

1つは、SNSやニュースのコメント欄の影響が大きいのではないでしょうか。

 

ニュースのコメント欄や話題のツイートのツリーなどを見ると、

人の怒りがあふれかえっています。

 

他人の怒りにさらされるストレスは、はかり知れません。

自分も引っ張られて怒りが沸いて来るし、

下手をしたら社会や異性に対して常に怒りを抱くような毒に

心を蝕まれてしまいます。

 

だからなるべく距離を置く、

または2次情報などではなく1次情報のような

フラットな文体・視点の情報に触れるのがいいと思います。

 

3.「ニュース」の劣化

もうひとつはニュースの質の低下が

私たちをげんなりさせているという問題です。

 

中立的立場の振りをして大幅に偏った情報を提供したり

重要度の高い事件が世の中で起こっているのに

どうでも良い芸能人のスキャンダルを連日報道していたり。

 

ニュースの信頼性が日々、地に近づいているのは明らかです。

 

ニュースを目にして怒りを感じ、

報道そのものの姿勢にも怒りを感じ…

 

ニュースを見ることは

結果として多方面からストレスを受けることに繋がります。

 

4.「社会=自分には関係ない」という呪い

ただ、全くニュースを見ないことがいいことか、と言われると

私はそうは思いません。

 

確かに先に書いたように、ニュースを見ることはストレスを生み出します。

これまでの時代より流れが速く、遥かにストレスの多い現代社会。

少しでもストレスを減らしたい、という気持ちで

ニュースを見ない様にする、ということは

確かに有効な手立てかもしれません。

 

しかしこの時問題なのは、ニュースを見ないことで

「社会=自分には関係ないこと」

と思ってしまうことです。

 

ニュースを自分の視界から排除することで

ニュース=自分に関係ないこと

と思ってしまい、徐々に世の中の事件に関心を持たなくなります。

 

そうすると、まるで閉じられた本の様に、

なんとなくそこにあるのはわかっているけど、

自分とは関係のない世界の出来事だと思ってしまいます。

 

 

しかし本と違うのは、私たちはどんな状況であれ

常に社会の中に存在している、

社会と私たちとは切っても切れない関係だということです。

 

このことを忘れて自分の世界に閉じこもると

その瞬間その瞬間は幸せだったとしても、あなたを置いて世界は動いていきます。

そしてその裏側で、為政者たちは笑っているのです。

 

ブログの世界でも仕事の世界でも、情報が命である様に

社会で生きていくのも情報が命です。

 

目を背けて流れていく情報の中に

あなたの未来を左右する重大な情報が隠れているかもしれません。

 

 5.「ニュースを見ない」という人たちの正体

一番心配なのはTwitterなどで発言力のある人たちが

ニュースを見ない、と言っているから

若い「普通の」人たちもどんどんニュースを

見なくなってしまうことです。

 

実のところ「ニュースを見ない」ということを推奨してる人は

勉強熱心だったり、すでに事業を起こしていたり、年齢を重ねていたり…

 

ある程度社会の中に身を置いて

  • 社会の仕組み
  • 社会の枠組み
  • 情報選別能力

などがすでに身についている方が大半です。

 

簡単に言うと、既にメドレーを泳げる人が

まだ25メートルも泳げない人に

「毎日泳ぎの練習なんてしなくたって、すぐ泳げるようになるよ!」

と言ってきて、信用できますか?

 

信用している人が発信する情報だけを

受け取ればいいと思う人もいるかもしれませんが、

情報はどう「切り取るか」も一人一人依存するもの。

 

既にその人が削り出したものだけを見ていては

自分の足で立って歩いていくことはできないのではないでしょうか…?

 

以前【生き方がわからない人へ】人生に「正解」はない。 - 孤独な私がおしゃべりしたい時間という記事でも書きましたが、

何が本当に「自分を幸福にするのか」それを考えて進んでいきませんか?

 

もうすぐ参議院選挙ということで少し踏み込んだ話を書いてみました。

ここまで読んでくださってありがとうございます!

魔女 (@korokorokemari) | Twitterでした!

 

はてブ、お待ちしております~★