主人公は現れたりしない 己の力で物語を動かし、世界を変えろ!!『図書館の大魔術師』3巻画:泉光 原作:「風のカフナ」
小さな村に本が大好きな少年がいました。
混血の彼は差別に苦しみ、夢を見ていました。
いつか自分の前にも物語の"主人公"が現れて
この嫌な世界から冒険に連れ出してくれるはず――
そんな彼の元に本を守る精鋭・カフナ (司書)が現れ、
少年の運命は大きく動き出す…!!
『図書館の大魔術師』は「風のカフナ」(著:ソフィ=シュイム、訳:濱田泰斗)を原作とする作品。good!アフタヌーンにて大好評連載中です!!
孤独な少年がカフナ(司書)と出会い、自分もカフナを目指す壮大な冒険物語。
コミックス最新第3巻が8月7日(水)に発売となりました。
この作品は
- 誰かに助けてもらいたいと夢を見ている人
- 自分の人生を歩む勇気が欲しい人
- 夢を追いかける力をもらいたい人
におすすめです!!
全ての人生の答え「主人公は君だ!」
主人公・シオは村では異端とされる混血の少年です。本が好きで真面目な性格ですが、混血というだけでからかわれ本を読むことも許されません。仕方なくこっそり村の図書館に忍び込んで物語に触れることしかできませんでした。
シオは
いつか自分の前にも物語の"主人公"が現れて
この嫌な世界から冒険に連れ出してくれるはずだ
と夢を見ていました。
そんなシオの前に本を守る精鋭・カフナ (司書)が現れます。
彼女こそ自分を冒険に連れ出してくれる"主人公"だとシオは思いますが、カフナは村での用事が済んでしまうとシオの元を去ろうとします。
シオは「いつか自分の元に"主人公"は現れるのか」と涙ながらにカフナに問います。
するとカフナは言うのです。
主人公は現れたりしない 己の力で物語を動かし、世界を変えろ!!
1巻で最も胸が熱くなるシーンです。
誰しもきっと救世主が現れて自分を助けてくれるんじゃないか、王子様が迎えに来てくれるんじゃないかと夢見ています。ましてや差別に苦しむシオなら一層その「誰か」を待ち望んだはずです。
そんな彼にカフナが突き放すのではなく、「君も主人公に足る人物だ」と教えてくれるのです。このことがきっかけでシオはカフナ(司書)になることを決意します。
シオはカフナ(司書)になれるのか⁉司書試験編、決着!!
1巻でカフナになることを決めたシオは、超難関司書試験の受験・合格を目指します。
最新コミックス3巻では司書試験の2次試験~試験結果がシオに届くまでが描かれてます。
試験を通じて他の受験生と接する中で、シオは自分と他の受験生との温度差を知ることになります。純粋に憧れの人に会いたいからカフナになりたいシオと、命がけでもカフナを目指すことを決めた受験生たち。
シオは試験を通じて、「一生懸命やれば何でもできる」そう自信を持つことが出来ます。
そんなシオの試験結果は…⁉大好評発売中の第3巻をご覧ください!
大人にこそ読んでほしい「図書館の大魔術師」
不思議なことに私たちは大人になって色んなことを知れば知るほど、自分が無力だと気づき諦めるようになります。自分はこの世界の取るに足りない脇役で「普通」に暮らせればそれでいいんだ、と考えるようになります。
でも本当にそれでいいんでしょうか?
シオの姿を見て、もう一度胸に熱いものを呼び戻してみませんか?
ここまで読んでくださってありがとうございました。
魔女@試行錯誤ブロガー (@korokorokemari) | Twitterでした。
↓↓最近のレビューはこちら↓↓