女が性欲を抱くなんて!!けしからん!!と思う人へ
こんばんは、魔女@試行錯誤ブロガー (@korokorokemari) | Twitterです。
女性で性欲がある人、セックスに興味がある人、それをオープンにする人をはしたないと思いますか?
AVの中の話じゃなくて、現実世界の話です。
多分、男性でも女性でも、多くの方が女性が自分の性生活についてオープンにすることに否定的な感情を持つと思います、
ですが、私はそうは思いません。
女性ももっと性に積極的でいいはず!!
「他人のセックスを見ながら考えた」(著:田房永子)を通じて学んだ、男性と女性の性生活における性差をご紹介いたします!!
この本を読むと「当たり前だと思っていたけど、よく考えたらおかしいぞ…?」ということに気付けるようになります。
女だけじゃなく男も苦しんでるんだ!!という人には「40過ぎで結婚していないのはおかしい」を作ったのは誰か - 孤独な私がおしゃべりしたい時間がおすすめです~
「他人のセックスを見ながら考えた」はどんな本?
女性ライター・田房永子さんがエロ本の取材現場で見た「他人の性」を描いた1冊。
パンチラ喫茶、おっぱいパブなどの風俗店のレポートやAV女優への取材記録など、女性目線の風俗取材で気が付いた、男女のすれ違いを丁寧に解説しています。
- "男性しか行けない世界"に興味のある女性
- 男女の"性"に関する違いに興味のある人
- 単純に風俗に興味がある人
におすすめの本です。
今話題の「全裸監督」のモデル・村西とおるさんへのインタビュー時のエピソードも収録されています。本編全体を通して風俗やAV・エロ本業界を扱っているので「全裸監督」をご覧の皆さんにも興味深い本になっていると思います!
田房永子氏について
田房永子さんはコミックエッセイ「母がしんどい」(KADOKAWA)を2012年に刊行し、話題になりました。
その後も、「キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~」(竹書房)や「それでも親子でいなきゃいけないの?」(秋田書店)など毒親から実生活・精神ともに抜け出そうする奮闘記を執筆し注目を集めています。
キレる私をやめたい ?夫をグーで殴る妻をやめるまで? (バンブーエッセイセレクション)
- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
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それでも親子でいなきゃいけないの? (akita essay collection)
- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/10/16
- メディア: コミック
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女は下ネタを言わない
テレビの情報番組で「場所をわきまえず、居酒屋などで自分の性体験を語る女は日本の恥」と言っていた。なぜ「女」限定なのか。風俗に男友だちや会社の仲間と連れ立っていき、女を買う男たちは、「日本の恥」ではないというのだろうか。
これは田房さんがサラリーマンになった同級生4人と飲みに行った時のエピソードです。
小学校時代の同級生と15年ぶりに会った時、その4人は誰一人実家から出ておらず週一で遊び続けていました。その様に田房さんは内心ドン引きしているのですが、そのまま
大きく触れることもなく飲み会は続いていきました。
しかし、会話の中で異変が…
田房さんの当時の生業はエロ本ライター。自分の仕事の話や普段の感覚でトークを展開する中で"下ネタ"が飛び出します。これに対して男性陣は「女が何言ってんだ!!」と突っ込んだり、最後には目を合わせなくなってしまったというエピソードです。
男はいいけど、女はダメよ
15年間実家暮らしで4人がずっとつるんでる、という男子4人組の現実を田房さんは否定することなく会を進めていたつもりでしたが、男性陣はエロ業界に身を置く田房さんの生業について明け透けに否定する光景が描かれています。
そしてその直後テレビの情報番組でとある言葉を耳にするのです。
テレビの情報番組で「場所をわきまえず、居酒屋などで自分の性体験を語る女は日本の恥」と言っていた。なぜ「女」限定なのか。風俗に男友だちや会社の仲間と連れ立っていき、女を買う男たちは、「日本の恥」ではないというのだろうか。
こうした性についてのダブルスタンダードはよく見られるものです。
男の浮気は甲斐性だけど女の浮気は許されない、とか。
風俗も男性向けは比較的メジャーですが女性向け風俗はメジャーとは言えないですしなんとなく危険度が高いように感じますよね。
- 女は性欲を持つな!
- 女は性的なことは口にするな!!
- セックスは男が主導でするもんだ!!
- 女は男が満足する反応を見せろ!!
- でも下品ではあるな!!!
だけど単純に「性欲」というレベルで考えたら、女も男も人間という動物ですから欲望の存在は否定されるべきではないし、表出の仕方にも「男はいいけど、女はダメよ」という窘めには根拠がないですよね…。
「他人のセックスを見ながら考えた」にはこうした日常に潜んでいるけど、よく見たらダブルスタンダードだ…!!というエピソードが沢山含まれています。
ちなみに女性向けの風俗や夫婦生活の悩みについてもっと知りたい方には「1122」(著:渡辺ペコ)がおすすめです~。
1122 / 渡辺ペコ - モーニング公式サイト - モアイ
セックスをする女としない女
「他人のセックスを見ながら考えた」を読んで感じたのは、
男性は
- セックスする女⇒風俗嬢やAV女優・どうでもいいクラスメイトなど性の対象にしていい女
- セックスしない女⇒小中学生で「好きな子ではエロい妄想できない」などと言っていたアレ。神聖視している女子ともいえるかも。おばあちゃんのような優しく受け止めてくれる存在。女友達もここ。
という大きくふたつの軸で女性を見ているのかな、ということでした。
女友達は「女」ではなく、性の対象ではない「受け入れてくれる存在」だから下ネタなんて言うのはダメ!!的な発想をしているイメージを持ちました。
100歩譲って「性の対象にするかどうか」は自分で決めてもらっていいんですが、それを「俺の理想通りにやれよ!」と下ネタを言わせないようにしたり「俺の事好きなんだろ?」とこっちの気持ちを考えずに迫ってくるのは良くないと思います。
まとめ 理想を強要しないでください!!
「女が性欲を抱くなんてけしからん!」そう思っていませんか?
じゃあ男性が性欲を抱くのはなぜOKなのか、説明できますか?
女性が全くセックスをしたくなくなったら、男性はどうするのでしょうか?
「女」が自分たちの思い通りの姿じゃないと嫌だ!!なんて、強要されるのは嫌。
男性も女性も、お互いの感情を確かめながら性的な関係性になればいいと思います!
女だけじゃなく男も苦しんでるんだ!!という人には「40過ぎで結婚していないのはおかしい」を作ったのは誰か - 孤独な私がおしゃべりしたい時間がおすすめです~
ここ読んでくださってありがとうございます!!
気になった方は是非「他人のセックスを見ながら考えた」、読んでみてください。