孤独な私がおしゃべりしたい時間

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月平均15冊以上本を読む魔女の読書記録と心に残ったあれやそれ。

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【ブロガーこそ読もう】アイディアの出し方がわかる!「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」を読むコツ!!

 

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8/31 Amazonビジネス・経済部門売れ筋1位!!

 

こんばんは、魔女@試行錯誤ブロガー (@korokorokemari) | Twitterです。

 

8/31現在Amazonのビジネス・経済の売れ筋ランキング第1位、「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」(著:佐宗邦威/ダイヤモンド社)。

 

この本がおすすめなのは

  • 「何かアイディアを出さなきゃな~」と思いつつ手が動かない
  • ネタの思つかないブロガー
  • 「やりたいこと」が分からない
  • もっと自由にものを考えたい!!

という人です。

 

ただし…

 

すでに読まれましたか?

もしかして、読もうとして挫折していないですか?

 

 

今回は「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」を

 

  • 読もうとしたけど挫折した
  • 立ち読みしたけど「なんか意味わからなかったぞ…」

 

という人へ向けた解説をお届けします!!

 

社会人たるもの流行りのビジネス書の内容くらい話せねば!という昨今ですが「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」の導入はかなりエグいと思います…。

 

でも大丈夫!!この記事を読めば100%「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」の内容をつかめますよ。

ポイントはシンプルで、

1章からではなく5章から読む!!です。

 

 

 「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」概要

 テーマ:「直感」「妄想」を具体的なプランへ変形させるには

 

一言でいうと内容はこれだけです。

 

仕事で課題に向かっている時、生活している日常で「あ、これおもしろそうだな」とか「○○してみたらどうなるんだろう?」と考えること、ありますよね。

 

今回ご紹介する「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」はこの

 

妄想⇒具体的なプラン

 

への変形の具体的な方法、そして源となるアイディアの出し方を教えてくれます。

 

つまり、なんとな~く頭の中にあったぼんやりアイディアを実際におもしろいものにしていこう!!という考え方のガイドです。

 

実は内容はかなりシンプル。

でもこの本、読むには少し"コツ"がいるんです。

 

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

 

 

 

「この本はとっつきにくい!!」

私がこの本を手に取って購入したのは発売直後のことでしたのでもう半年近く前になるわけですが、正直全く読んでいませんでした。

 

書店に行ってランキング上位の本は必ずチェックするようにしている&「直感と論理をつなぐ⁉面白そうだな~」と思って購入。

当時はデザイン思考がとても注目されていたこともあり、そろそろ違った思考法に触れてみたいと考えていました。

 

しかし帰りの電車で序章と1章に目を通して気づきました。

 

この本、何言ってんだ?

 

元来よく本を読むほうなのでそこまで本にとっつきにくさを感じることは無かったのですが、この本の序盤はかなり理解しづらかったです。

 

 

序章と1章には"知っている言葉"がない

この本を「わかりにくい」印象にさせてしまっているのは序章と1章です。

というのも、この2つの章はかなり抽象的な内容を耳慣れない言葉で話し続けているのです。

 

難しい話を分かりやすく、ということで言えばやっぱり池上彰さん。

ニュース解説の代名詞として知られていますが、池上さんがやっていることは「私たちにも理解できる"簡単な言葉"」で政治の専門用語・時事問題を説明することです。

 

そうすることで皆が政治にもっと興味を持ちやすくしてくれているのです。

 

この様に、何かに興味を持ってもらうには少なくとも導入部分は簡単な言葉でまず理解してもらうというのが基本です。

 

しかし「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」は冒頭からかなり耳慣れない語を駆使して抽象的な考え方を説明してくるので、かなり苦しいのです。

 

 

結局どう読めばいいの?⇒5章から読もう!

それじゃあどう読めばいいの?という点なのですが

 

答えは簡単で「5章から読めばいい」ということになります。

 

章構成をブチ破れ!!!

「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」

 

序章+1~5章+終章

 

で構成されています。このうち具体的なことが書いてあるのは2~5章です。

 

序章と1章は極めて抽象的なのでここから読むのはおすすめしません。

 

具体的なところから、なら2章でもいいのでは?と思うかもしれません。

しかし2章から読むと結局、すぐに1章を読むことになります

 

本は"前から順に"論が展開する

2章を読み始めるとすぐに気が付きますが、「前に○○と述べたが」「先の章で語った」といった1章の内容との連結作業が冒頭に入ってきます。

 

すると当然そのあたりの内容が分からないので、じゃあ1章を読まなきゃ…となってしまうのです。

 

これだと2章から読もうとした意味は無いですよね。

しかもそこからヘビーな3章以降も残っていてげんなりしてしまいます。

 

しかし5章から読むと、そんなことは全く気にならなくなります。

その理由は「本の論の展開の仕方」にあります。

 

さっき書いたように「2章の内容は1章を踏まえたもの」になっています。

つまり5章の内容は1~4章を踏まえたもので、ここまでの積み重ねから「結局何がやりたいのか」という結論が5章に書かれているのです。

 

それを踏まえたうえで4章、3章と遡っていくと内容が頭に入りやすくなっているはずです。更に言うと5章を読みながら疑問を抱けると、1~4章にはその答えが書かれているのでさらにおもしろく感じますよ!

 

最終的には1章、序章に戻りこの本の狙いが分かってきます。

(ただ個人的にはこの部分が理解できなくても収穫はとても多いと思います。)

 

  

特にネタにどん詰まったブロガーが読むべき理由

個人的にこの本はネタに詰まったブロガーさんに特におすすめしたいです。

 

その理由は4章「凡庸さを克服する「組替」の技法」がネタ作りにとっても役立つからです。

 

4章では「自分が持っているなんでもないアイディア」を磨く方法が書かれています。

 

"なんでもないアイディア"は文字通りありふれたものの場合が多いです。しかしそのアイディア細かく分割して組替えることでよりおもしろいものにすることが出来ます。

 

例えばブログで「女性の問題について何か書きたいなー」と思っても、何を書いたらいいのかよくわからないですよね。

そこで佐宗さんが提案しているのが

 

  1. 「あたりまえ」を洗い出す
  2. 「あたりまえ」の違和感を探る
  3. 「あたりまえ」の逆を考えてみる 

 

という3つのステップです。

 

 

「女性の問題」について書きたいとすれば、

 

  1. 女性の「あたりまえ」は何か

 

をまず考えてみます。「女は化粧をするもの」「女はハイヒールを履くもの」「女は性的な話をするべきではない」など色んな「あたりまえ」がありますよね。

 

 

  2.「女は性的な話をするべきではない」の違和感を探る

 

その中でも「女は性的な話をするべきではない」に違和感を感じたとすると、じゃあ「なんで違和感を感じるのか」という部分を掘り下げていくのです。

こうして掘り下げてできたのが女が性欲を抱くなんて!!けしからん!!と思う人へ - 孤独な私がおしゃべりしたい時間で、この記事は今このブログで一番読まれています。

 

この「あたりまえ」、つまり常識への違和感はブログネタのとっかかりにかなりいいですよね。

 

「あたりまえ」と思っていることと逆の提案が出来れば、自分自身の立ち位置も築けますし読み物としても興味を引く構成に出来ると思います。 

 

witch-of-book.hatenablog.com

 

  3.「あたりまえ」の逆を考えてみる

 

これは以前誰でもできる世界の変え方 - 孤独な私がおしゃべりしたい時間でも書いたのですが

 疑問を発するだけだと結局文句を言うだけの人で終わってしまいます。

そこから、じゃあどうすればもっと良くなるのか、それを提案していく必要があるのです。

 

そのため、違和感を持ったぞ、じゃあどうしたらいいの?という部分まで掘り下げられると納得感を与える記事にすることが出来るのです。

 

witch-of-book.hatenablog.com

 

ビジネスマン「何がやりたいのかわからない」さんへ

実はこの本は「「本当にやりたいこと」がわからなくなってきた」という相談を受けた著者:佐宗さんのエピソードから始まります。 

 

 

この悩みは現代人の多くが抱えるもの。もはや「やりたいことをやれ!!」という励ましより「そのやりたいことって結局どうやって見つければいいの?」というフェーズに入っているとすら感じます。

 

 

この「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」ではその「やりたいこと」「興味のあるもの」を見つけるためのアンテナの張り方も紹介しています。

 

ただ座ってスマホを眺めていても「やりたいこと」は見つかりません。

街に出て、いろんな切り口で物を見る中で興味の湧くものが見つかることを教えてくれます。

 

実際に街に出て何をするべきかは「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」を手に取って確認してみてください!

 

 

まとめ 妄想万歳!!!

私たちは普段何かを思いつくと「実現するにはどうすれば…」とアイディアを現実へ近づけようとします。しかしこれはアイディアのエネルギーを殺してしまうものだと著者:佐宗さんは語ります。

 

何かを思いついたら「これが実現したらどうなるんだろう?」とさらにアイディア膨らましていくことが結局は実現へ近づく第一歩なのです。

 

全ての「妄想」がアイディアの源!!

頭の中に眠らせている「妄想」、形にしてみませんか?

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!!

魔女@試行錯誤ブロガー (@korokorokemari) | Twitterでした。