孤独な私がおしゃべりしたい時間

孤独な私がおしゃべりしたい時間

月平均15冊以上本を読む魔女の読書記録と心に残ったあれやそれ。

MENU

「学歴フィルター」の存在意義。"最低限"を知るために。

f:id:witch_of_book:20190905085551j:plain

授業中って眠かった…。

 

こんばんは、魔女@試行錯誤ブロガー (@korokorokemari) | Twitterです。

 

最近よく

「学歴フィルターを使う会社なんて無視しろ!!」とか

「学歴フィルターなんていらない!!」

という主張を見かけます。

 

ですが、私は学歴フィルターは必要だと思います。

 

今回はその理由を解説していきます。

 

 

現実問題、学歴フィルターはどれくらいあるんだろう?

まず、体感的にどれくらい学歴フィルターがあるか考えてみます。

 

私は都内の某大学出身で、学力は中の上くらいで

名前は知っている人も多い、くらいのところです。

 

この大学の特徴は、まさに「学閥」が強いことでした。

つまり就職の時も

先輩が沢山就職した会社なら入りやすい!!(融通が利きやすい)という強みがありました。

 

私は全く関係のない企業に勤めていますが、

所属する学生の4割(くらいだったと思います)は同じ業界に進み、

他の学生も多くは私の出身校の「先輩がいる企業」に就職します。

 

これは学歴、とはちょっと違うかもしれませんが、

「学校で見られる」ということで言えば同じですよね。

 

 

高校の時は都内の進学校でした。

こちらはかなり優秀な学校だったので

大学もほとんどが上の中~上の上に進学しています。

 

その結果就職先も

ほとんどが誰でも知っているようなレベルの企業でした。

 

 

そして私の現在の勤め先ですが、

こちらも名前を言えば実は多分皆さん知っている会社です。

運が良く入社することが出来ました。

 

が、同期の中で私の学歴が二番低いです笑

同期の半分が有名私立大学残りの半分は有名国立大学で、

実は学校も同期の人数を考えると特定の学校で固まっていることが分かります。

 

ここは明らかに学歴フィルターがかかっていて、

同期だけでなく社内でも特定の大学出身の人数が多いことが分かっています。

 

この様に今の日本では

学歴フィルターはまだまだ現役ということが分かります。

 

 

人間を比較する「明確な指標」がない

じゃあなんで「学歴」なんてフィルターを使うかと言うと、

それ以外に人間を比較できる明確な指標が無いからなんですよね。

 

IQとか数値で人間の能力を測る方法は勿論あるんですが、

誰が見ても明確にレベルが分かる指標は殆どないと思います。

 

これに対して学歴は、誰でも学生経験があるので

どんなレベルなのか、どんな年齢の人にもわかりやすく把握することが出来ますよね。

 

お勉強を頑張った人とそうでない人

また、学歴で線引きすることで

「決められた目標に対して努力する力があるのかを見ている」という

主張もあると思います。

 

勿論勉強ではなく部活に力を入れた、という人もいるかもしれません。

しかし世間一般では勉強を頑張った>部活を頑張った

重視する傾向にあります。

 

ここではなにかを頑張るだけでなくそれが「他者から与えられた課題」でも頑張れるか?ということがカギになります。

 

部活というのはその多くが自分がやりたいことを頑張っていますよね?

これに対して勉強は自分がやりたくないことを頑張らなくてはなりません。

 

そして会社はあなたがやりたいことを頑張るのではなく、

歯車として言われたこと頑張れるのか」を見ています。

 

なので部活を頑張ることよりも勉強を頑張ったことの方が重視されるのです。

 

 

 ”最低限”の線をどこで引くか

さらに、企業としてはなるべくお金をかけずに

より優秀な人材を働かせたいという願望があります。

 

例えばAさんとBさんがいてBさんの方が学歴が低かったとしても

しっかり指導すればAさんもBさんも同じように働けると思います。

 

ですが、Bさんを指導するにはだれか先輩社員の時間を使わなければいけません

そしてそれはAさんに割く時間より長くなる傾向があります。

 

それはなぜか。

 

最低限どこまでやるか、がAさんとBさんでは違うからです。

 

実は学校で与えられる課題を"普通"のレベルまで出来るようにしていれば

学歴はそんなに悪くなることは少ないです。

(勿論家庭環境など学校以外の要因、学校内のいじめなど勉強をしなくなる理由はいくらでもありますが、今は「課題」という点にフォーカスします)

 

つまり苦手は無くしておこう、とか

クラスの平均点くらいは取れるようにしておこうとか

それくらいの「普通」ですね。

 

しかし勉強が苦手だった人の多くは

「1教科くらい赤点でもいいだろ!」とか「宿題出さなくてもいっかー」とか

「ここまでできればいいや」の基準を低く持ちがちです。

 

その結果成績は当然上がらないので勉強へのモチベーションも上がらず、

また成績があがらず…というループを繰り返します。

 

これが味噌で、仕事場面で「ここまでできればいいや~」の水準が

他の人と比べて明らかに低い人がいると会社としてはコントロールに困ります。

 

学校では塾に行くとか先生が補修してくれるとかいろいろサポートがありました。

 

ですが企業は指導するのに

リソースを割かなきゃいけないなら、

始めから「ここまでできればいいや~」の水準が高い人を採用した方がお得なんです。

 

これが学歴採用が残り続ける理由です。

 

 

まとめ 勿論学歴が全てではないが…

実際問題自分が取引先などとやり取りするなかでも

 

  • 提出物を提出前に確認する
  • 料金に見合ったクオリティのものをお客様に与える
  • 提出期限を守る
  • 間に合わなそうだったら連絡する
  • 緊急のメールを無視しない

 

など本当に最低限のことができない人が多いです…

こうした「最低限」のラインが違う人を指導するのは骨が折れるし

ずっとつきっきりでサポートしなくてはいけないので自分の仕事が進みません…

 

それを考えると学歴フィルターも仕方ないのかな…と思ってしまったという話でした。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!

魔女@試行錯誤ブロガー (@korokorokemari) | Twitterでした。